NOTES OF A JOURNEY

おろしかつ丼

本年初の真面目料理は、おろしカツ丼を作ってみました。日本から持ち帰ったパン粉を使ってとんかつを揚げ、前日China Townで買った大根をおろして、ご飯の上に乗せて温めたダシとネギをかけます。ボリュームはありますが、大根おろしがあっさりとして旨かった！

スタートしとしては上々。今年も料理頑張ります。

トレンチコート

ロンドンは只今セール真っ盛り。クリスマス翌日12月26日に始まり、年明けて1月末まで続きます。中には70%近くまで値下げしているものもあり、また、日本では決して値下げをしないブランドもセール対象となっているので、お買い得感満点。

ロンドンの日本人駐在員は間違いなくそうするそうなのですが、僕もご多分に漏れず、トレンチコートを購入しました。Aquascutumの薄ベージュの1着で、これがなんと125￡（＝17,000円）！70%ディスカウントに加えてポンド安なので、かなり得した気分です。

さあ、これを着てGentlemanとなって街を闊歩しよう！

日本から持ち帰ったもの

軽く3ヶ月位は一歩も外に出ずに生活することができそうです。食料庫がぱんぱん！

ロンドンの同僚からは失笑されましたが、今回、以下のものを持ち帰りました。

無洗米10kg
煮干
鰹節
みりん
料理酒
穀物酢
ぽん酢
麺つゆ
マヨネーズ
麦味噌
片栗粉
パン粉　×2
お好み焼き粉　×2
七味唐辛子
柚子胡椒
ピエトロドレッシング
オタフクお好み焼きソース　×2
ブルドッグソース
焼肉のたれ
カレールー ×3
ハヤシライスルー　×2
スープ春雨（10食1パック）
麻婆春雨
札幌生つけ麺セット2人前
山形ラーメン半生セット3人前
熊本ラーメン半生セット3人前
棒ラーメン2人前　×3
皿うどん2人前
生ラーメン（麺のみ）4人前
ラーメンスープ1人前　×9
煮込みラーメン　×2
生そば4人前
そば（乾麺）3人前　×2
半生うどん
うどん（乾麺）3人前　×2
パスタソースたらこ　×3
紀州梅干
のりたまふりかけ
ごはんですよ
しそわかめふりかけ
あさり時雨煮
加島屋佃煮セット
塩昆布　×2
辛子明太子2本
瓶うに
さば味りん干し
ラップ50m　×2
クッキングペーパー
薄まな板
キッチンタイマー
菜箸　×3
冷蔵庫脱臭炭
製氷ボックス
室内用物干し竿
スーツ
セーター
カーディガン
ダウンコート
アンダーシャツ　×4
コンパクトデジタルカメラ
SDメモリーカード
変圧器
Nintendo DS Lite
Nintendo DSソフト　桃太郎電鉄20周年
Nintendo DSソフト　サカつくDS
Nintendo DSソフト　信長の野望DS2
Nintendo DSソフト　脳を鍛える大人のDSトレーニング
名刺保存ボックス
朱肉
料理本　×3
地球の歩き方　チュニジア
地球の歩き方　東アフリカ
地球の歩き方　モロッコ
地球の歩き方　ヨルダン　シリア　レバノン
地球の歩き方　ウイーンとオーストリア
地球の歩き方　バルトの国々　エストニア　ラドヴィア　リトアニア
地球の歩き方　ブルガリア　ルーマニア
地球の歩き方　ハンガリー
地球の歩き方　チェコ　ポーランド　スロヴァキア

重量制限を少しオーバー55kgの預け入れ荷物と、重量チェックを受けないため詰めるだけ詰め込んだバックパックをもって運搬。まるで疎開するかのようでした。

初詣

1月1日、鹿島神宮に初詣に行きました。茨城県鹿島市にある東国三社の1つで、常陸国一宮でもあります。

昼過ぎに到着したからでしょうか、身動きが取れないほど混んでいるということもなく、落ち着いてお参りできました。参道の大きなヒノキが荘厳な雰囲気を醸し出しています。創建が紀元前660年という言い伝えの真偽はともかくとして、情緒ある素敵な神社でした。

さて、どういうわけか、やはり新年はこの「初詣」でスタートしないければならないという強制観念に毎年晒されます。自分自身も含めて無宗教だと自称する日本人が多いとは思いますが、これは立派な宗教行事であると改めて感じました。皆が神殿に向かって二礼二拍手一礼する行為を見て、信仰と全く無関係であると言うことができようはずがありません。ロンドンで皆クリスマスに教会に行くと聞くと、ああ、やっぱりキリスト教の国なんだなと思うのと同様です。宗教と文化の区分は、そもそも区分して考えることは不可能なのでしょうが、実に難しいですね。

ところで、暖冬の影響でしょうか、境内に紅葉が残っていました。西日を浴びて輝き、実に美しかったです。

再会

年末年始の帰国の際には、愛しの彼女との再会も果たしました。

お前のことなんて全く覚えていないにゃー。構うな、眠いにゃー。

今は日向ぼっこ中にゃー。カメラを向けるな、鬱陶しいにゃー。

彼女の心の内を代弁するとこのような感じでしょうか。野良子猫だった彼女が我が家に迷い込んできたのは2001年初夏。早7年半以上一緒に過ごしています。こっちがおっさんになった分、そりゃおばちゃん猫になるわけですね。

覚えられていなくても、鬱陶しがられても、こっちは会えて嬉しい。次回帰国時も元気な姿を見せて欲しいものです。

「つきぢ 神楽寿司 神楽本店」

つきぢ神楽 (つきじかぐら) （寿司 / 築地市場、築地）
★★★★☆ 4.0
東京都中央区築地4-14-13
東京メトロ日比谷線徒歩8分

築地市場外を歩いていて、ふらっと立ち寄った築地の寿司屋さん。赤酢使用のシャリと炙り寿司が売りのようだったので、「おまぜ」という握り生4貫、炙り4貫、玉子、鉄火巻1本というセットメニューを注文しました。さすが店の看板だけあって、炙りが実に美味しかったです。香り、そして魚の脂のとろけるような旨さが口中に広がり、思わず笑みがこぼれてしまいました。この店では炙る際によく見るガスバーナーを用いず炭火で焼いていました。聞くと、ガスバーナーではどうしてもガス臭さがネタについてしまうことのこと。確かに納得、香ばしさが段違いでした。炙り以外のネタは及第点。特筆すべき味とまではいきませんが、まずまずかな。赤酢は気に入りました。「赤酢の製法は、酒粕を3年から5年位成熟させて自然に赤く色づき、独特の香味が生まれ、これを精製したものが当店のしゃり酢として使用され、古来から関東では長寿の秘薬と美容と健康に良いとされています」と店内に薀蓄が書かれていますが、酸っぱさ控えめ、マイルドで、甘味が少し強いように感じられます。赤酢使用は本格江戸前寿司の特徴とのことですが、むしろこの系統の味は関西人に好まれるように思いました。

なお、セットメニューに追加して注文したこの日おすすめのはまぐりと鮭児、この2つは絶品でした。大ぶりのはまぐりはぷりっぷり、軽く炙ってタレでいただくのですが、風味抜群。鮭児はさすが1万本に1匹、全身トロと言われている幻の鮭だけあって、やさしく溶ける脂が最高でした。

この内容で1人5,000円程度だったので、なかなかリーズナブルでおすすめです。

蔵王スキー旅行

昨年12月27～28日には、大学時代のサークルAIESECの先輩・後輩と山形蔵王までスキー旅行に出掛けました。結局は東京に戻ると仕事に明け暮れしまったので、年末年始3週間帰国の中でほぼ唯一といって良いくらい友人たちと過ごすことができた時間でした。弾け飛ぶくらいエンジョイした2日間でした。

お恥ずかしながら出発前日26日は明け方近くまで同僚と飲み明かしていたため、大遅刻、1人だけ4時間遅れの新幹線で現地を目指すという失態を犯しましたが、視界不良の悪天候といえど広大なゲレンデでのスキーもそこそこエンジョイできたし、硫黄分が高くいかにも効用がありそうな温泉も素晴らしかったし、夕食のすき焼きも山形牛ではないだろうけれど美味しかったし、夜の飲み会もまったりと楽しかった。東京までの帰路、予定していた山形新幹線が運休になってしまったので、急遽仙台経由に変更したのも、良い思い出です。

東京に戻ってからは、最早今回のメンバーでの恒例の集いの場となっていると言っても過言ではない御徒町の韓国料理屋「アレンモク」に、スキーに参加できなかったメンバーも含めて集合しました。みんなで学生気分に戻って、途中からはイッキコールの嵐。バカ騒ぎのノリがとても懐かしく、気が付けばぐでんぐでんになっていました。その後カラオケにも行ったようなのですが、あまり明瞭に記憶にないのもご愛嬌です。

幹事を務めてくれた後輩にはロンドンから色々とリクエストを出していたのですが、完璧にこたえてくれました。この場でも改めて御礼申し上げたいと思います。お世話になりました。ありがとうございました。

時差ぼけ

今日は20時に仕事を終えて帰宅したのですが、あまりに瞼が重たく自宅ドアを開けてそのままベッドに直行、倒れ込んでしまいました。次にハッと目が覚めたのが今、深夜0時40分。完全に時差ぼけです。夕飯を食べるタイミングも逸してしまいました。

ロンドンは暗く、寒いです。朝8時出社時にまだ日は昇っておらず、夜20時退社時も当然日は沈みきっています。明日の予報気温は最高1℃、最低-2℃。日本の晴天の日々をあざ笑うかのようです。人間って陽の光を浴びないと気分が滅入っていくみたいで、自然と寂しくなっていいきます。春がこれほどまでに待ち遠しいって思ったこと、人生で今までありませんでした。

さて、今年初めてのランチはイギリスらしくPub Lunchとしました。Roasted Lambを食べたのですが、これが酷くまずい。大繁盛の有名Pubであったことを踏まえるとロンドングルメの平均値を下回っているとは考えづらく、恐らくは3週間の日本滞在を経て僕の舌が完全に日本仕様に戻ってしまったため、このように感じられたのではないかと。再びロンドン仕様としなくては、辛すぎてとても日々の生活を送ることができません。

2009年のロンドン生活はこのようにスタートいたしました。もう1時20分。全然眠たくありません・・・。

新年明けましておめでとうございます - Back in London

2009年も早4日過ぎ去ろうとしています。遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

さて、本日夕方ロンドンに戻りました。ヒースロー空港に向かう飛行機は、丁度ロンドン上空をテムズ川をなぞるように通ります。眼下をCanary Wharf（カナリー・ワーフ）、Tower Bridge、Gherkin（ガーキン）、St.Paul`s Cathedral、London Eye、Westminster Abbey（ウェストミンスター寺院）等が順々に過ぎていくのを眺めては、またこの地に戻ってきたことをひしひしと実感します。空港ターミナルの外に出ると相変わらずの曇り空。これもまさにロンドンです。

次回日本にもどるのがいつになるのか分かりません。今年2009年は、このロンドンで、僕がこの地に赴くことを応援してくれた人たちへの感謝の気持ちを胸に抱きつつ、そのご恩に報いるためにも人生のマイルストーンとなる極めて意義ある1年にしたいと思います。なぜここにいるのかを自らに問いかけ続け、そして都度答えを出して。背伸びせず、実直に、誠実に。

本年も何卒よろしくお願いいたします。